自由遊びの時間を通して

先日、自由遊びの時間に小学生のAちゃん、Bちゃんと高校生のCさんと一緒にビーズでブレスレット作りをしました。
プレイルームで作っていたのですが、ちょうど私達以外には誰もいませんでした。
Aちゃんが「女子しかいないね」と言うとBちゃんが「なんか秘密基地みたい」と楽しそうに話していました。
みんな黙々とテグスにビーズを通していきます。先に完成したCさんのブレスレットを見たBちゃんは「わぁ、かわいいね」と誉めていました。「ありがとう Bちゃん」と答えてくれました。

二人は完成しあとはAちゃんだけになった所で、Aちゃんは最後の縛る所でビーズがテグスから抜け、バラバラになってしまいました。
Aちゃんが「もー!みんな出来ているのに、私だけ出来ない」と言うと、Cさんが「大丈夫だよ」と言って転がったビーズを集めはじめました。その様子を見てBちゃんも、ビーズを拾いAちゃんに渡していました。

無事、みんながオリジナルのかわいいブレスレットを完成させる事が出来ました。
Bちゃんは普段はBちゃんと関わる機会が少ない男性の職員にも「作った」と話し掛け、ブレスレットを笑顔で見せていました。

Bちゃんは、こどもプラスに来てまだ間もないです。初めての場所や活動、初対面の人に対して緊張や不安を感じやすい事やどう行動すればよいか分からない事もあってなのか最初は、職員と個別で遊ぶ事が多く、Bちゃんから話かけてくる事も少なかったように思われます。
ですが、最近では、こどもプラスでの活動に慣れ自信が出てきたことやお友達の顔と名前を憶えてきたこともあってか、お友達の輪の中で遊ぶ姿が多く見られます。また職員に学校での出来事や今見ているアニメなどの話や「今日は○○して遊びたい」「今日は○○ちゃん、来ないの?」とBちゃんから話かけ、自分の気持ちを伝えてくれる事が多くなり、私自身、Bちゃんの気持ちを知っていく事ができて嬉しく思います。

今回、ブレスレット作りを通して、Bちゃんだけでなく、
お子さん同士で話うことや、困っているお友達に声をがけ手助けする姿が多く見られお子さん達の成長を感じられました。
障害をお持ちのお子さんは、同年齢のお子さん達よりもコミュニケーションに苦労しています。自分の気持ちをうまく言語化できず寂しい思いをしていることもある様子をみることができます。
今後ともお子さん達の関わりを見守りながら、支援を行っていきたいです。

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