出しぬけに思ったことを聞いてしまうお子さんが自己紹介や質問の方法を知り良好な人間関係を築く

今月から新しい先生が加わりました。
お子さん達もすぐ気がつき「だれかな?」と言った表情です。

相手の気持ちを読み取ることが苦手!特性ゆえに損をしてしまう!

A君は、「誰?」とストレートに尋ねていました。
見かけない人がいたら「誰?」と言いたくなるのはお子さん達にとって当然のことですが、、。
しかし、思ったことをそのまま言葉にしてしまうのは、言われた人にとってはあまり気持ちのいいことではないと思います。
相手が大人であればまだそのお子さんを思いやる気持ちもありますが、お友達同士だと仲良くすることが難しくなってしまい誤解されやすいです。

「まずは、自分の名前を言って「僕は(私は)、○○ですが、先生の名前を教えてください」
とか、「僕は(私は)○○です。よろしくお願いします」と伝えてましょう。
そうすれば、相手の人も自己紹介をしてくれます。」と伝えました。

療育の中で社会でのルールを覚え、経験を重ねことで特性を目立たなくする!

高学年のお子さん達には、今までに何回もこのような自己紹介の機会がありこういう挨拶の仕方が良いなどと具体的に言葉を伝え実際に言葉を発した経験によりお手本になる言葉や挨拶が身についたお子さんも多くいます。
挨拶の仕方が上手くなってきたお子さんは、質問する相手のこと、周囲のお友達のことも考えられるようになっているのでその場にあった上手な質問もしてくれます。
例えば、新しい先生が来たときは色々と知りたいので質問の嵐ですが、まだ自分中心的なお子さんは、
「先生は、なんの車が好きですか?」と自分の興味のあることを中心に聞いてしまいがちです。しかし、周りが見えてきたお子さんは、
「先生の小学校の頃はどんな遊びをしましたか?」と質問し聞かれた先生も困らない内容であったり、他のお友達にとっても応えを聞いてみたくなる質問をしてくれました。

その場にあった言葉を表出することで周囲の人との関係がよくなる!

自分の発した言葉で相手がどんな気持ちになるのかや場の空気が読みにくいのが特徴的な発達障害のお子さん達は、損をしてしまうことが多いです。
「そんな言い方は普通は言わないでしょ」というような「ふつう」とか「自然に」身につけることも苦手さがあります。
正しい言葉を正しい態度で伝えることで、一つのパターンとして体験を通して覚えてもらい、周囲の人に誤解されることが少なくなる為の療育を続けていきます。

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